第1節 5歩縦一閃
今回始動したドリブル音楽論は、今後のスポーツの概念を変える新トレーニング法になると思います!2021年の分析テーマは【音】を中心にやっていきます。
Q1. 皆さんは、 DAZNなどでサッカーの試合を視聴する時に 【映像無しで視聴する】方いますか?
多分、ほとんどいませんよね😊試合中の【音】を無くすことはあれど、【映像】を無くしてサッカーをしたり、見たりはしないですよね。
Q2. 皆さんは、通勤やジョギングなどで身体を使っている時に空いている何を聞いていますか?
歌やラジオを聞いたり、自然に入ってくる音をいれる
そのあたりですかね?😊
【耳】でサッカーの練習してる!【耳】でドリブルの練習してる!
と答える方はいない(そういない)と思います。
そうなんです!プロ選手ですら【耳】でトレーニングをしていないんです。YouTubeでも音楽コンテンツは何億、何十億再生もいくのに、スポーツの再生数は、1000万再生でも多いくらい。 それだけ【耳】を使う機会はあるのにスポーツ界には【耳】で鍛えるものがない。
ドリブルを音にして体に染み込ませると、 体だけで身体を操作するのではなく、【心と体で身体操作】できるようになります! 試合だと、上手くドリブルができない。 反復練習したいが忙しい!時間がない!という人も耳だけ空いている時間に○○をし『ながら』でレベルアップしていけます。僕が開発したメトロノームトレーニングで、 体にボールが吸い付いてきている子供達沢山見ています。
それを突き詰めて追求した先にこのドリブル音楽論がありました。
耳が空いている時間にもサッカーのトレーニングをしていきましょう!
それではお楽しみください❗️
ドリブル音楽論(仮)の第1節は、【縦一閃!】
結論から言えば、下の動画の音を聴きながらドリブル練習すると、縦一閃がスムーズにできるようなる、というもの。
『電子音』=ボールタッチ 『シンバル音』=シュート
です。まずはご覧ください!
初めの3タッチは利き足で、3タッチ目で加速
3タッチ目の後、5歩ステップして
利き足ではないほうの足でシュートに行くいわゆる「5歩縦一閃」がこのリズムです。
2タッチ目と3タッチ目のリズムの変化が肝で、自身の推進力を上げ爆発的に加速する為の動作であり、相手に殺気(圧力)を与えることになります。
初めはループするこのリズムを覚えて、頭の中で自分がプレーする姿をイメージしましょう。
どんな完成度の縦一閃でも共通なリズム
ここで使用している映像は、シュートまで全く減速することなく振り切った5歩縦一閃です。
正直僕の中でもベストな縦一閃ですね、ここまで理想的にスピードが出ているケースは多くないと思います笑
前々回の連載で、僕の縦一閃は純粋なスプリントの何%相当のスピードなのか、という検証をしましたが、これは恐らく上の動画は95%以上出ていると思います。
ちなみに下の動画は検証時に出した記録で92.5%、悪くはないのですが、足合わせのために若干減速しています。
いきなり音を聞いただけで、岡部のベストに近い縦一閃を再現するのはハードル高い...と思うかもしれません。でも実は、5歩で縦一閃しようとすると、ほぼこのリズムですることになるんです。下の動画ではいろいろなケース(完成度の高いものもそうでないものも含む)の5歩縦一閃に当てはめてみましたが、違和感なくハマっているのが分かりますよね。
つまり、パーフェクトな縦一閃でなくともリズムは大体同じ。
気負うことなく、まずはやってみてください^^
このリズムに沿って、いかに減速なく自分自身の最高速度に近い縦一閃&シュートをできるかチャレンジしていれば、実戦で到底止められることができない最強の縦一閃が手に入る、ということなんです。
ここは「習うより慣れる」の世界観
ロジック編で、ドリブルの質と量のお話をしたことがありますが、
ドリブルは練習量ありきです(ドリブルに限ったことではないかもしれませんが)。十分な練習量があって初めて、質にこだわることを考えることができる。
そしてこのリズムによるドリブル練習のポイントは、
聴きながらたくさん量をこなしていくことができることです。
まずはリズムに沿って、
違和感なく5歩でシュートに行ける縦一閃ができるまで練習してみましょう。
普段練習する機会が少ない人は、音を聞いてイメージするだけでも練習効果が得られます。通勤通学中でも、ウォーキングしている時でもOKです、とにかくこのリズムを体に染み込ませて、乗りこなしてシュートまで持っていくイメージを完成させましょう。
ステップは自分に合った配分で
このリズムコンテンツには、ステップの音は含んでいません。
(今後リズム込みのものも出てくることはありますが)
ボールタッチとシュートのリズムだけがプロットしてあるので、
そのタイミングに合わせてステップをどう刻むかを、自分自身でアレンジすることが可能です。
基本的には下の動画のようにドリブルマーカー編で示した配分でやってもらうことが理想ですが、ここに気を取られてうまく全体的なリズムを損なってしまっては本末転倒です。
このドリブルマーカーのステップの長短やステップの場所は、
あくまでドリブルの「質」の部分です。
これまで身長反射やササクレタッチ、重心の上下移動についてもたくさん解説してきましたが、これらも全て「質」の部分。
まずはリズムに合わせて体でドリブルを演奏することを最優先にしましょう、
どんなフォームであれ、5歩のスプリントの後、シュートが枠に入ればこの縦一閃という楽曲は完成します。
そして研ぎ澄ませて行けば、きっとステップの長さや重心の高さ、身長反射の利用など、より身体能力を引き出す、というステージに行き着くと思います!
リズム・メロディ・ハーモニー
音楽編で挙げた3要素についておさらい、といいますか、今回のコンテンツとの整合性を確認したいと思います。
今回の5歩縦一閃については
電子音とシュート音までのそれぞれタイミング=リズム
1回目のタッチからシュートまで完結させるまでの流れ=メロディ
そしてハーモニーですが、今回は該当するものがありません。
ハーモニーはDFとのシンクロ、駆け引きからのズレ、として捉えていますが
この縦一閃はDFが分かっていても止められないドリブルなので、DFのタイミングが合っていようがズレていようが関係ないんです。
いわゆる、絶対に勝てる間合いである
DFが足を投げ出してもギリギリ届かない距離 と
ヨーイドンで勝てる角度
が合わさった場所から繰り出すから、DFとのタイミングは関係ないんです。
今後DFとのズレを加味したリズムコンテンツへと掘り下げていきます!
ちなみに今回は5歩縦一閃でしたが、縦一閃にはさらに3歩と7歩があります(厳密には9歩や11歩もありますが、それらは7歩と同じものとみなします)。
おさらいになりますが、それぞれ棲み分けをすると
5歩縦一閃:「一気に最高速度まで加速してシュート」を最短の距離でやったもの。1番の基本型。
7歩縦一閃:最高速度まで加速したあと2歩プラスなので、十分なスペースがあるときのパターン、5歩の応用形。
3歩縦一閃:は加速し切らず、相手をかわし切らずにシュートする技術。早いタイミングなのでDFが止める間がない、DFにとってはノーチャンスなシュート・パステクニック。
※5歩以降も加速していくので厳密には5歩が最高速度ではないですが、5歩までの「加速度」に比べて無視できるレベルなのでこのように表現しています。
例 0歩→5歩 時速0km→20km 0歩→7歩 時速0km→21km
どれも使える技術なので、是非マスターして欲しい!ということで次回3歩、7歩の音をお届けしたいと思います。さらにスクラッチでDFを崩してからの縦一閃、つまりハーモニーの部分も加味した音も解説していきたいと思います!お楽しみに!
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