第16節 親指また抜き
ここまでは通常の抜き方=DFの左右にボールを通す
抜き技についてやってきました。縦一閃、カットイン、ワンビート、エラシコ...
全てDFの左右どちらかをボールが通ります。
今回はボールがDFの両足の間を通る=股抜き
について、ドリブル音楽論で解説していきたいと思います。
股抜きが目的になりがち
僕は股抜きをする時、DFが足を投げ出してコースを止めに来るなら股下、止めに来ないならコースを駆け抜ける、という駆け引きの中で繰り出すことがメインで、実用的なテクニックとして使用します。
股抜きは、ボールをDFの左右通せないときに、股下に活路を見出す起死回生テクニックだったり、相手を誘って試合会場が大いに盛り上がる「魅せ技」でもあります。僕もそんな魅せ要素の強い股抜きをすることがあります。
でも!
いくら盛り上がるからといって股抜き=目的(ゴール)
ではありません。
股抜きはドリブルで抜くための手段の一つでしかなく
そしてドリブルはゴールを奪うこと、チームを勝利に導くための手段の一つでしかありません。
だから
股抜きの後、しっかりと次のプレーであるパスやシュートに繋げることを念頭に
置くことが大切なんです。
すごく当たり前なんですが、どうしても股抜きって魅力的なので
前提を忘れてしまいそうになるので敢えて書かせて頂きました。
そして最強DFのしょうごBOSSもとても良い見解をこのnoteで残してくれていますね。
股抜きはドリブラーにとって魅力的な抜き技ですよね。
ディフェンスする側にとっても脅威です(ただし股抜きされるのも左右を抜かれるのも全く同じだけ悔しいものだと僕は考えています※第1話参照)。
しかし、この股抜きは魅力的なあまり、ドリブル本来の
DFを抜いてゴールすること
という本来の目的から
綺麗に股抜きすること
自体が目的になってしまっていることが多々あります。
股抜きはあくまでゴールするための手段、まさに手段が目的にすり替わっている状態ですね。
※しょうごBOSSの最強DF論⑦ 腕を使って奪い切る より抜粋
前置きが長くなっちゃいましたが、このドリブル音楽論の親指股抜き編では、
ゴールまで完結する一連のメロディを奏でられるように、音を使ってリズムを取り、DFとのタイミング・駆け引き(ハーモニー)の部分まで、
「股抜きでチームに貢献する」つまり実戦で使える技術を伝授します!
親指股抜きの音
ではいつも通り、親指股抜きの音を聴いてみてください!
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