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ドリブル音楽論

新シリーズ
【ドリブル音楽論(仮)】をスタートします!今年はこの「リズム」を中心テーマにおいてドリブルを探求していきたいと思っていて、きっとこの「ドリブル音楽論」はあらゆるドリブルにおける課題を解決できると信じています。

【ドリブル音楽論】とは

ドリブルは音楽で表現できる!僕はそう確信しています。

昔から音楽が好きで音楽鑑賞はもちろん、DJについて色々学んできたことが、その一因としてあるかもしれません(湘南乃風のHAN-KUNさんとのコラボは、僕の最高の思い出です!)。


音楽=リズム×メロディ×ハーモニー


音楽は
『リズム』『メロディ』『ハーモニー』で構成されるんだそうです(Wikipediaより)。
この3つは、それぞれドリブルでも当てはめて考えることができるんです。 

①リズム


リズムはそのまま、ステップやボールタッチのタイミングに相当しますね。
ドリブルマーカー編はステップの場所やタイミング、ステップの長短について解説してきた、まさにリズム編と言い換えられるものだったと思います。

【サロン用】ドリブルマーカーを使った 縦一閃_10


また、リズムに乗ってドリブルすることが最も体本来の力を引き出せるんじゃないか、そんな仮説を立ててメトロノームを使ったドリブル練習を取り入れたりしてきました。

メトロノームタッチ 音調整_1


 リズムはドリブルにおける「体の動かし方の基礎」と言えるでしょう。

②ハーモニー


 ハーモニーは、異なる音階が2つ上の音が混成されたもので、語源は「調和」なんだそうです。ドリブルで言うと「シンクロ」が該当しますね。
でもシンクロしたままでは抜けないので、敢えてシンクロした上でずらす「シンクロ外し」や

画像2

「裏拍」について解説してきました。

モデルケース_6


「シンクロを理解しているからこそ、ずらせる」ので、シンクロ=ハーモニーは、ドリブルで抜くための基本になっていると思います。ドリブルで抜くための基本になっていると思います。

③メロディ


これが今回のドリブル音楽論の核になる、新しい考え方です。
メロディ=ある高さと長さを持ついくつかの楽音が前後に連続して、それがリズムに従って、連続的に進行する(演奏される)ことによって、何らかの音楽的内容をもつもの(wikipediaより)とされていますが、
これこそがこれまで99%抜けるドリブル理論が抱えていた課題
を解決する突破口
になるものになると思っています。

これまで抱えていた課題というのは、
99%抜けるドリブル理論を読んで、理解もしていて
縦一閃もできるようになった
エラシコ も完璧にできる
ダブルタッチもできる
それなのに、実戦で抜けない。
実戦では不測の事態や他のプレーヤーの影響もあるとしても
1対1の練習ですら上手くいかない。

僕は体の脱力だけでなく、心の脱力も大切だとお伝えしていますが、
それだけでは説明できていない要素があるんじゃないか。
その要素がメロディなのではないか、と考えているんです。

ドリブルを始めてから抜くまでの全部の過程を1つのメロディとして捉えたらどうでしょう。

メトロノームタッチ 音調整_2

ササクレタッチやステップは1つ1つの音符であり、

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エラシコ やスクラッチも、音符の組み合わせの一種でしかなく

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これらはドリブルのリズムに沿って演奏されていく。
そしてこれら演奏が進む中で
相手とシンクロしつつ、ずらしてかわしていくまでの全体の流れが
音楽的意味をもつ=1つの楽曲になる

画像14


という風に説明できるはずです。

そうすると、ここまで取り組んできたタッチの質やエラシコ などの技は
1つ1つの音の「質」であって、
大切ではあっても、全てではないことが分かります。

ドリブルのリズムも、最終的に
音楽的意味を持つ=曲になる
ことが重要です。

エラシコ やフェイントで相手とズレでも、即座に次の動作に行けなくて追いつかれてしまう、そんな経験は誰もがあると思います。
 これは一連の動きが、不完全なメロディで、曲としての形を成していないから、と説明できると思います。せっかくのBメロで盛り上がってこれからサビ!ってときに一拍間が空いてしまったら台無しですよね。
 同じように、フェイントでズレた直後に次のリズムへと転調し、フィニッシュ(サビ)まで繋げて初めて、仕掛けから抜きまでの一連の流れ(ひとつの楽曲)になるんです。

メトロノームタッチ 音調整_4


 メッシ選手やネイマール選手のように、仕掛けからフィニッシュまでの動作は、心地よいメロディのようにリズムを刻み1つの曲として完結しているように感じられますよね!

ドリブルにもリズム・メロディ・ハーモニーに相当するものがあり、
つまりドリブルは音楽として表現できる、というのが僕の考えです。

逆もまた然り

ここまでドリブルを音楽として表現するお話をしてきましたが、
そして僕がドリブル音楽論を使ってやりたいこと、それは
音楽からドリブルを学ぶ、ということです。
これまでと逆のアプローチですね!

具体的には
耳で聞いた音に沿ってプレーする
という新しいドリブルコンテンツを想定しています。

縦一閃の仕掛けからフィニッシュまでの基本的な流れから
世界的プレーヤーのスーパープレーまで音で表現する。

そしてその音に沿って練習すれば
いつの間にかドリブルで抜けるようになって
世界的スターのプレーもでも体現できるようになる

すごくワクワクしませんか?
この構想はすでに水面下で進めていて、
音×ドリブルというプロジェクトも進めつつあります。

まずは基本の仕掛けからフィニッシュまでを音にします、
是非新しい音楽とドリブルの融合にご期待ください!

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