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マタドール ドリブルマーカー10

ドリブルマーカーシリーズ、連続でお届けしています!
このドリブルマーカーは、先日もアカデミー生への指導で使用したり
勿論、プロの選手へのドリブルデザイン時にも使用してます。

ステップが目で見てわかるよう可視化されるので、
言葉だけでは伝わらないものも直感的に習得できます。

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このマーカーのいいところはもちろん、
ステップ位置と長さ・強さを可視化できることです。

 普通に「ドリブルのステップを覚えよう」となった場合、まずは、位置や長さ・強さを脳内でイメージしながら練習し、さらにDFを想定したりタイミングを図ったりすると思います。つまり、脳内では色々な要素をイメージや想定しながら、さらには「体をこう動かせ」という信号を出していて、とても大忙しのフル稼働な訳です。

 そこで、脳内であらゆる要素をイメージする際に、
「場所、強さ・長さ」をこのドリブルマーカーで補って(可視化)あげることで、正しいステップで練習できるだけでなく、
脳がその他の要素により力を割くことができる、ということでもあります。

 僕は練習でメトロノームを使うこともよくありますが、
これはリズム・タイミングを「可視化」ならぬ「可聴化」することで、
リズム・タイミングという要素をイメージする仕事から脳を解放し、
「体を動かす」「DFを想定する」などの仕事に注力させ、
より実践的な技術を身に着ける助けとするんです。

 ちょっと前置きが長くなりましたが、言いたいことは
 ドリブルマーカーはステップの位置・長さを可視化するけど、そこに注力するんじゃなく、逆にステップは可視化されているからイメージ不要!体を動かしたりその他のことに注力してあげてね!ということです。
 さあ今週も【ドリブルマーカー編】いきましょう!

今回はマタドール!

アカデミーに入ってくださっている方は、柿谷選手がやっている同じ原理の動作(マタドールじゃないけど)を見て、さらに理解を深めてくれていると思います!
決してただの「魅せ技」ではなく、DFから自分の体を逃しつつ抜けて行く、ここぞというシチュエーションでは現役のプロも使用するテクニックなんです。

逆サイドマタドール

このマタドールは縦への持ち出しから足裏で股抜きしつつ反転するテクニックです。インパクト絶大で決まると非常に盛り上がるんですが、派手な魅せ技に見えて実は実用性もあって試合でも使えるテクニックです。
(詳しくは【魅せ技編1ー④ マタドール 戦術的価値と秘訣】を参照してください!)

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