応用技術編第4-1 エラシコを言語化する
まずはエラシコの動作について解説していきたいと思いますが、、、
がその前に!
そもそも、エラシコとは何なのか。
この言葉の定義から始めたいと思います。
言葉を定義することで、意外とコツや事実が見えてきます。
エラシコとは何か
アウトサイドで押し出して、インサイドで切り返す動作
という認識が一般的ではないでしょうか。
でも、これでは説明不十分なんです。これでは、
・アウトで押し出したあと、一拍置いてからインサイドで切り返す
というのもアリになっちゃいます。
これはエラシコとは呼べません。
エラシコとは
素早く一拍のタイミングでアウト→インで切り返す動作
という説明もあるかもしれません。
でも一拍という言葉は曖昧で、人によっては何が一拍なのか誤解が生じる可能性もあります。
僕が考えるエラシコの定義は
押し出したボールが加速している最中に、足がボールを追い越して切り返す動作
です。
これなら、
・アウトで押し出したあと、一拍置いてからインサイドで切り返す
は当てはまらないし、
・素早く一拍のタイミング
という要素も組み込まれていて、キレのあるまさにエラシコと呼ぶ動作だけを指し示す言葉です。
そして、エラシコには逆エラシコや空中エラシコなどもありますが、
全て上の定義が共通して当てはまるんです(だから敢えてアウトサイド、インサイドという言葉は入れていません)。
エラシコの定義はできました。
ここから動作のコツについて考えていきましょう。
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