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これが守備の肝!左右均等

ラストの記事になりました、最強DF論の基盤となるポイントを今回でしっかりと抑えていきたと思います。

前回の記事では
この最強DF論と99%抜けるドリブル理論は矛盾しない
とお伝えしました。

99%抜けるドリブル理論自体は正しい。
オフェンス側が完全に理想的なプレーをしてきた場合、
ディフェンスに止める術はない、ということ。

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でも理論を知っていても体現することはとても難しいんです。
だからこの最強DF論は
相手のドリブル突破確率を、より効果的に下げることを目的
としています。
相手を知り、対策を立てればそう簡単には抜かれないし、
ボールを奪うことも可能です。

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その目的達成の手段として最も効果的なのが
角度を保ちつつオフェンスとの距離を詰めること。

そして
ボールだけを見ずにオフェンスの体を止めに行くこと、
下がらないステップ軸移動旋回で相手の体を止めること

を解説してきました。

そして今回は、基盤となる守りの型、覚えれば誰にでもすぐできる
「左右対称に守る」
ということと、
「攻め気で守る」という大切なメンタル面についてお伝えします!

②左右均等に守る

実は、前回紹介した移動軸旋回を行う上で大切なポイントがあります。
それは、
【自身が守れる範囲は円ではなく半円である】
ということを知っておくこと。

岡部の99%抜けるドリブル理論では、
DFの足は軸足を中心とした円状に届く、としていましたが、
実際DFの足は真横までしか素早く突き出すことはできません。

でも、守る側としては180度より後ろは反応が一気に遅くなる
(これは何となくわかりますよね笑)ので、事実上半円でしかないんです。
だから半身になったりして左右に傾斜配分をかけてしまうと、
守りきれない範囲=急所ができてしまうんです。

例えば下の写真のように、思い切り縦方向へのドリブルを警戒して
左足を前に出して守る半身の場合を考えていきましょう。

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こんな風に守るDFを見たことがある人も少なくないでしょう。
それはメリットもあるからです。まずは半身で守ることの最大のメリット。
それは
「片側に滅法強くなる」
ということです。下の動画では岡部の得意技「縦一閃」を完全に封じています。

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