残り足_表題_

応用技術編3−③また抜きにかける保険

、また抜きを試合で安心して使えるための秘策がある
と前回のラストでお伝えしました。
股抜きが万一失敗しても、救済できる可能性を残す保険です。
百聞は一見に如かず、コレです!

画像1

マグレじゃないの?
って思うかもしれませんが、狙ってやっています。
相手の足に当てることは狙ってませんが
万一当たっても回収できる準備をしている
んです。
僕はこれを「残り足」と呼んでいます。
この「残り足」という保険があることで、
ある程度安心して股抜きを狙うことができます

コツを解説していくので、是非マスターしてください!


残り足の2つのポイント


「残り足」を成功させるには2つポイントがあります。それは、
・跳ね返ってくるボールの軌道に見当をつけておく
・蹴り足を踏み下ろさない
です。それぞれ解説していきます!

跳ね返ってくるボールの軌道に見当をつけておく


 1つ目のポイントは、軌道に見当をつけておくです。
予測するんじゃないんです。
 そもそもミスするつもりは毛頭ないのに、アクシデントでボールに触られてしまうので、「予測する」ことはできません。
 でも不意に触られたとしても、大体ここら辺に跳ね返ってくるだろう、という「見当」はつくんです。
 
 実際に残り足を発動した際の、ボールの跳ね返りを見てみましょう。

画像2

上空から見るとこんな風に跳ね返っていました。

画像3

1 :長い矢印の軌道で股抜きしようと思ったのに
2 :角度が思ったよりも外に開いてDFの軸足に当たってしまい
3:「残り足」で回収した
というプレーなんですが、
2はミスで起こったことなので、想定内ではあるものの、咄嗟の出来事です。

でも動きを止めたり慌てることなく3で回収できています。
これは反射神経が良い、ということではなく、
DFに当たっても
ボールは大体この辺りに返ってくると見当がついているからなんです。

 下の図にあるようにボールは真横〜前に向かう方向にしか跳ね返りません。 
なぜなら、

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