ドリブルデザイナー 岡部将和
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テクニック編第5章④ 勝負の神は細部に宿る
前回ササクレでのスピンが「ササクレブーメラン」という形で、
走りにとっても、DFを振り切る点でもいかに実用的であるか
解説しました。
最後に、このテクニックの最も重要な意義について補足説明をします。
ボールは危険区域に侵入する
ここまでロジック編・テクニック編を読んで頂いてきた方の中には、
あれっ、ボールが「DFが思い切り足を伸ばしても届かないギリギリの距離」内に入ってないか?
と感じたかも
ドリブルデザイナー 岡部将和 プロフィール
独自の「99%抜けるドリブル理論」を持ち
選手の個性に合わせデザインするドリブル専門指導者。
ネイマール、ロナウジーニョ、ダービッツなど世界屈指の選手たちと共演し、
原口元気、乾貴士、宇佐美貴史・堂安律といった日本を代表アタッカーにもドリブルを伝えている。
ドリブルデザイナーとして活動を始めたキッカケは
ドリブルのコツを記した動画をFacebookにアップした所
思った以上に反響があり指導の依
テクニック編第5章③ ボール3個分戻ってくるササクレブーメラン
縦一閃のとき、ササクレで「こする」
ようにタッチすることは前の項目で解説しました。
大切なポイントは、ただ横方向にこするだけではなく、
ボールが斜め方向にバックスピンするようにタッチをすること。
ボールの中心を捉えつつ、斜め上に向かって斬る「逆袈裟斬り」のイメージです。
するとボールは足の小指方向に剥がれながら斜めバックスピンして飛び出します。
実はこのタッチ無意識にの内にやっていて、最近ス
テクニック編第5章② ササクレで「こする」!?
この章では
なぜ、縦一閃(縦ドリブル)の加速には
【こする】ようなタッチが理想なのか
を徹底的に解析します。
前回も紹介したペイントのスロー映像をもう一度見てみましょう。
スロー映像の通り、ボールを押すというよりも
ボールの正面をササクレでこすり上げています。
解析の結果、それが1番縦一閃(縦ドリブル)に適していることが分かりました。
なぜ1番縦一閃に適しているのかー
まずボールを蹴る前の
テクニック編第5章①ペイントで知る、ササクレタッチの真実
これまでササクレを強く推し進めてきた「99%抜けるドリブル理論」ですが、
実際は足のどの部分でボールに触れているのか。
岡部自身も感覚でここだなーって思う部分で説明してきましたが、
遂に「ここでボールに触れている」という確たる証拠を掴むことができました。
原理は簡単、絵の具で真っ赤にペイントしたサッカーボールに対してササクレタッチすることで、ボールに触れた部分が足にペイントされる、というもの。